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HSPと人材育成

仕事で後輩の指導をすることが多々ありましたが、「人材育成」においてHSPはかなり能力を発揮できると考えています。

 

「人を指導する能力があるか」も重要なのですが、たとえそれがあまりなかったとしても、指導される側を慮って指導することができるので、指導が原因となって心を病ませたり、潰したりということはかなり減ると思います。

 

別にHSPが「すごい」とか「いい」とか言いたいわけではありませんが、人を潰す傾向にあるのは非HSPではないかと思っています。決して非HSPを悪いと言う意図はありませんが、こっちの気持ちを一切考えず色々言ってくる人間は相当数いますからね。

 

さて本題に入りますが、HSPが人材育成に向いていると思う点をいくつかあげたいと思います。大雑把にこんなところでしょうか。

  1. 相手の性格に合った指導ができる
  2. 相手がどう思うかを考えながら指導できる
  3. 常にリスクを考えているので、それを教えることができる

まず、1.と2.を一気に説明しますが、HSPは相手がどういう人間かをかなり見ています。自己防衛が念頭にあるのではと思いますが、相手がキレやすいか、大きい声を出すかなど、HSPにはかなり重要なので、相手の人間性を見極めようとします。(少なくとも私はかなりします)

 

これは何か教える時も同じで、相手がどういうタイプかを見極めて接し方を考えます。もし相手もHSPであれば、無駄に心を浪費させないような気配りをします。逆に明らかに非HSPであれば、相手の心をそこまで注意深く扱う必要がないので、ざっくばらんに話せるというメリットもあります。

(こういうことまで考えているから、こちらも心はかなり疲れます。が、こうやって人のことを考えて対応することで、悪い結果にはならないと思っています。)

 

そして、相手の反応をかなり注意深く見ながら指導を進めていきます。この辺からは指導能力も関係してきますが、どうすれば教えられている側が最大限に力を発揮できるかまで考えています。

HSP寄りの人に対しては結構細かいところまで説明します。またHSPは、困った時に質問するのを躊躇ってしまいがちです。それは相手のことを気にするあまり話しかけづらいという意味です。なので、話しかけやすい雰囲気を作り出すとともに、タイミングをみてこちらから話かけるようにします。

自分もHSPということもあり、「自分がしてほしい指導」を心がけています。

 

HSPのことは想像でしかわかりませんが、細かいところまで指示されるのは嫌いなんだろうなぁと思っています。また、こちらが何も言わなくても気になることはガンガン聞いてくるだろうと思っています。

だから、非HSP寄りの人に対しては「とりあえずやってみて、困ったら教えて」というスタンスをとっています。ただ放置しているわけでもなく、様子は逐一チェックしますし、失敗するとやっかいになる場面は必ず口出しをします。

 

3つめのリスクについてですが、HSPは注意深いと言いますが、危ないことに気づきやすいです。

仕事には大きいものから小さいものまでリスクを伴いますが、HSPはかなり意識してそれらと接しています。(「注意しすぎている」という面は一旦置いておきます)

 

HSPだから注意深いのか、問題を起こすと厄介でそれを回避するために注意深くなっているかは微妙なところです。私個人は両方です。何か間違ったりミスしたりして、注意や文句を言われた時の心のダメージは大なり小なりありますからね。100%自分が悪いものは仕方ありませんが、そうじゃないことで余計なダメージを受けたくない、だからミスしないように注意深くなっている面もあります。

 

どうすればミスを減らせるかを常に考えています。非HSPの人がリスクを全く考えていないということではありませんが、敏感な分、非HSPでは気づかない部分を気づけるという強みは間違いなくあると思います。

 

今日はHSPは人材育成に向いているというテーマでした。

生きづらいからこそ、どこで役立てるか、どこで力を発揮できるかを追求し、自分の輝ける場所を見つけたいですね。